改正建築士法

こんにちは。

設計課の八木です。

 

建設業従事者の高齢化や若者の建設業離れが進む中、技術者不足がより深刻な状況になっております。

若い技術者確保目的で、昨年末に受験者が減少している建築士試験を受験しやすくする為、改正建築士法が公布されました。

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早ければ2020年の試験から実務経験なしで受験できるようになります。

現行では、建築士試験の受験条件は学歴と実務経験です。

改正施行後は、学歴が条件を満たした時点で受験できるようになります。

例えば、大学4年間建築を学んで卒業後、大学院在学中でも一級建築士試験の受験は可能になります。

ただし試験に合格しても、免許の登録要件として各試験の実務経験が必要になってきます。

 

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多くの若者が建設業界に興味を持ち建築士試験にチャレンジしてくれる様、日頃の業務を頑張っていきたいと思います。

 

 

 

 

設計社内検査のご紹介

こんにちは。

設計課の飯原です。

 

設計課では安心して建物をお使いいただけるよう、

建物のお引き渡しまでに幾度にも渡る、厳しい検査を実施していますが

それ以外にも、よりご満足いただける建物を提供できるように設計社内検査を実施しています。

今回は、その設計社内検査についてご紹介します。

 

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設計課では、設計施工物件の竣工の際に、課内全員による設計検査を行っています。

検査の内容はお客様のご要望がしっかりとプランに反映されているか、使いやすい動線となっているか、デザインや色彩計画はどうかなど、15項目の検査を行います。

 

各項目は実際に現場を見て、検証を行いながら検査をしています。

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検査後、課員それぞれで評価を行い、プランやデザインの良かった点や検討すべき点を共有し、さらにより良いご提案ができるように努めています。

今後も設計課では、より良い設計のご提案やデザインの向上に努めてまいります!

 

改正建築基準法 施行

最近、朝昼晩の気温寒暖差が激しく、体調管理が大変な季節となりましたね。

 

さて、今回は9/25に施行されました改正建築基準法について、ご紹介いたします。

今回の改正で、何点か緩和されたり、強化された部分がありますが、今回ご紹介いたしますのは、「老人ホームなどの共用廊下・階段部分について、容積率規制の緩和」についてご説明いたします。

 

元々、老人ホームなどの福祉施設の廊下や階段部分等の共用部分は、容積率の対象となる床面積に算入されておりました。しかし今回の改正により、共同住宅と同じように、容積率の対象となる床面積に算入しなくてもよくなりました。

 

文章だけでは分かりにくいと思いますので、下にある図を参考にしてください。

参考1このような緩和の背景には、

・高齢化社会が進む中、既存の共同住宅を老人ホーム等に転用しやすくなる。

・新築時、共用廊下などの共用部分の面積を住戸に充填することができ、レンタブル比が向上することで、事業者様の採算性が向上する。

等といったような事が言えます。

 

弊社は福祉施設も多数手掛けておりますので、今回の緩和を機にご検討してみてはいかがでしょうか。

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施工事例

https://www.kawata.org/our_team/architecture

 

建物構造について パート3

設計課の八木です。

 

建物の構造の種類について紹介させていただきます。

今回は、鉄筋コンクリート造編です。

RC造とも呼びます。

 

RC造は、Reinforced Concreteの略で、

直訳すると「補強されたコンクリート」です。

RC造の施工方法は、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込み、

鉄筋とコンクリートを一体にします。

特徴的なのは、2つの材料を組み合わせることで建物建設にRC

必要な強度を出している点です。

 

 

 

  • 鉄筋:    引張力(引っ張る力)には強いが、熱に弱く錆びやすい。
  • コンクリート: 熱に強いが、引張力(引っ張る力)に弱い

両者の短所をうまく補う構造です。

鉄筋をコンクリートで覆い、火から鉄筋を守り、さびの発生を防いでいます。

この構造のメリットは、主材料のコンクリートは不燃材料の為、非常に高い耐火性を

備えています。その他に、遮音性能も高いです。

特に低音をしっかり遮断してくれます。

デメリットは、建築コストだけでなく解体費用も高めなのがネックです。

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次回をお楽しみに・・・・。

建物探訪~竹中大工道具館~

こんにちは。

先日、神戸にある竹中大工道具館に行ってきました。

看板

竹中大工道具館は大工道具を民族遺産として収集・保存し、さらに研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に開設された、とっても珍しい大工道具の博物館です。

 

 

 

大工道具は、現在では電動工具が出回っていますが、

かつては手道具で大工さんが作業をしていました。

手道具を使っていた時代、大工さんは何種類くらいの大工道具をもっていたでしょうか?

 

答えは…

大工道具
なんと180種類!

 

 

 

用途はもちろんですが、材質や仕上がり方によって道具を使い分けていたそうです。

竹中大工道具館で実際にその道具たちを目にすることができますよ!

 

その他にも、大工道具や材料に実際に手に触れる事が出来るコーナーや

大工の棟梁さんが作成していた研究ノートや数寄屋茶室の骨組みなど、大工さんにまつわる色々な展示を楽しむことができます。

数寄屋茶室

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建築物自体も綺麗なお庭を楽しむことができたり、伝統の技を使用した外壁や土壁、扉が使われていたりと、とても美しい建物となっていました。

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緑がとても美しいですね!

ご観光などで近くに立ち寄られた際は遊びにいかれてはいかがでしょうか。