地盤調査 (スウェーデン式サウンディング)

こんにちは。

設計の加藤です。

 

先日、これから建築する建物の事前調査の1つである地盤調査を行いました。

 

今回の地盤調査は「スウェーデン式サウンディング試験」です。

比較的小規模な建物や軽量な建物(木造や軽量鉄骨造など)で行う方式で、

地面にロッド(鉄の棒)を垂直に突き刺し回転させながら沈ませていきます。

 

 

 

 

 

(真ん中にある鉄の棒がロッドです)

 

その回転数で地盤の硬軟や締まり具合を調査します。ロッドがスムーズに沈んだ場合は地盤が弱いと判断し、逆に回転が多く沈みにくい場合は地盤が固いと判断します。

 

 

 

 

 

(実際の調査です)

 

ロッドを回転させながら深度等をモニターで見ながら

確認していきます。

 

 

 

 

 

このデータを基に報告書ができ、それを基に地盤補強の有無や方法を検討してきます。

 

今回の調査結果でありませんが、このような報告書になります。

こちらの資料は最終的にはお引き渡し時にお客様にお渡しをしております。

 

ちなみに、現在は写真のような機械で調査をしているのがほとんどですが、

昔はロッドにオモリを載せ人力で調査をしていました。

視察してきました!!

こんにちは 設計課の八木です。

 

先日、宿泊施設を視察してきました。目的は、西伊豆にありますWEAZERです。

こちらの施設は、オフグリッド型コンテナ建築の建物になります。

※「オフグリッド」とは、既存のインフラから独立し電力や水を自給している状態を表します。

 

太陽光発電した電力を蓄電池に貯めて設備を動かし、飲み水は雨水貯めをろ過して確保、排水はトイレを流す水として再利用しています。

設備の仕様は、設置場所の気象データ過去20年分を基に、自給生活に必要な電力量と水量をシミュレーションして決定しているそうです。

建物は、20フィートコンテナを並列に6台分連結したもので工場である程度内外装を造り込み、現地での工事を最小限にしているそうです。

海側は一面ガラス張りとなっており駿河湾を一望でき、露天風呂に入りながらの一杯が最高だと思います。

 

伊豆方面で宿泊を計画されている方はおススメです。

見学に行ってきました!in静岡市・浜松市

 

こんにちは!

営業部設計課の井上です🌞

先日、建築士事務所協会の研修に参加してきました!

研修の一環で、静岡県内にある有名な建物の見学をさせていただきました✨

見学させていただいたのは「静岡市歴史博物館」と「浜北スイーツ・コミュニティー nicoe」です。

まずはじめに、静岡市葵区にある「静岡市歴史博物館」に行きました!

設計は、世界的に有名なSANAAさん。(SANAAは妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築ユニットです。)西沢さんは、現在施工中の弊社新社屋も設計されております✨

建物の外観は漆喰調の仕上げとメッシュ状のアルミを掛け合わせることで、「過去と今をつなぎ、未来をつくる」役割を担っています!

館内でひと際目を引く長いスロープは、まさに圧巻でした😲

 

次に見てきたのは浜松市の「浜北スイーツ・コミュニティー nicoe」です。

建物内は子ども達が遊べるスペースが充実していて、お子様連れのご家族にはとてもうれしい施設になっていました✨

おいしいスイーツや県内を代表するお土産もたくさん売っているので、

近くに来た際はぜひお立ち寄りください!

伊豆総合高校 【静岡どぼくらぶ】出前講座

こんにちは。

設計課の加藤です。

今年もやってきました、静岡県主催の静岡どぼくらぶ(土木LOVE)で、

県立伊豆総合高校2年生の工業科建築デザイン類型の生徒さんに建設業についての講座の

講義を務めさせていただきました。

出前講座は、生徒さんに向けて

「建設業に入職する不安を取り除き、希望を与える事が出来ればイイな。」

という目的で開催しています。

今回も、他の建設会社も参加し、現場監督の話や体験型講義(鉄筋の結束や重労働を

アシストしてくれるスーツ体験)など様々な講義がなされ、

私たちは設計業務について講義をいたしました。

今回は、去年と違い生徒さん全員の前での講義ではなく、

生徒さんが各3~4人の班に分かれ、班ごとに各会社の講義を聞くスタイルでした。

設計図面やパースなどを見せながら、実際に完成した写真を見せたり、

着工から完成までの一連の流れを定点動画のような形で見せながら

設計の楽しさや建設業の楽しさを紹介させていただきました。

若手の建設業離れが進む中、一人でも多く建設業の楽しさを知る仲間が

増えてくれると嬉しいです。

法改正の動き!!

こんにちは!
設計課の八木です。

建設業界や設計業務に係る者として関係法令の動向は気になるところです。
今回は、法令の改正情報がありましたのでお話させて頂きます。


建築基準法施行令の改正案から建築面積算定の緩和(パブリックコメント令和4年10月11日~令和4年11月9日まで)についての情報になります。

◎建築面積の算定
『現行』
建築物の外壁又はこれに代わる柱の中心線(軒、ひさし、はね出し縁その他これらに類するもので当該中心線から水平距離1m以上突き出たものがある場合においては、その端から水平距離1m後退した線)で囲まれた部分の水平投影面積による。ただし、・・・・

『改正案(パブリックコメント)』
建築物の建蔽率の算定の基礎となる建築面積の算定に当たり、工場又は倉庫の用途に供する建築物の外壁又はこれに代わる柱の中心線から水平距離1m以上突き出た軒、ひさし、はね出し縁その他に類するもので、専ら貨物の積卸しその他これに類する業務のために設けるものうち、当該軒等の端と敷地境界線との間の敷地の部分に有効な空地が確保されていることその他の理由により安全上、防火上及び衛生上支障がないものとして国土交通省が定めるものについて、その端から水平距離5mまで後退した線より外側の部分を参入しないこととする。
※パブコメ(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155220721&Mode=0

概略として用途が工場や倉庫の場合に庇下等を積卸で使用する場合は、軒出が5mまで後退した線より外側を建築面積に算定されない様、緩和されそうです。現在の予定では令和5年4月1日施行が考えられている様です。


最新情報を注意深く見ていきたいと思います。