こんにちは。
設計の加藤です。
今回は、設計監理業務の一部でありますが、
「鉄骨製品検査」についてお話させていただきます。
現在、伊豆の国市で重量鉄骨造の建物を建築中で、私はその設計監理をしています。
その工事の過程で、建方というものがございます。
この建方というのは、建物の構造の骨組みとなる柱や梁を組み立てる作業で、
この建方を行う前に、実際に骨組みの鉄骨を加工している工場へ行き、
鉄骨を検査することを「鉄骨製品検査」といいます。
具体的にどのような検査をするかといいますと、
まず、鉄骨業者さんから、自主検査の加工精度や溶接精度などの
書類を確認します。
これは、柱や梁など全箇所を確認します。
ですので、書類は何十ページ・何百ページにもなります。
そのあと、実際の鉄骨を確認します。
長さ・厚み・接合位置・開口位置などスケールを当てたりして確認します。
その他にも接合部分の溶接箇所には、超音波探傷試験という試験を
実際に行っている状況を確認したりします。
このような検査をし、検査合格したものが
実際に現場に運ばれてきて、建方が行われていきます。
設計士も、現場監督と同様にお客様に安心・安全な建物を提供するために、
日々チェックし、より良い建物をお引き渡しできるよう監理しています。