設計監理(鉄骨製品検査)

こんにちは。

設計の加藤です。

今回は、設計監理業務の一部でありますが、

「鉄骨製品検査」についてお話させていただきます。

現在、伊豆の国市で重量鉄骨造の建物を建築中で、私はその設計監理をしています。

その工事の過程で、建方というものがございます。

この建方というのは、建物の構造の骨組みとなる柱や梁を組み立てる作業で、

この建方を行う前に、実際に骨組みの鉄骨を加工している工場へ行き、

鉄骨を検査することを「鉄骨製品検査」といいます。

具体的にどのような検査をするかといいますと、

まず、鉄骨業者さんから、自主検査の加工精度や溶接精度などの

書類を確認します。

これは、柱や梁など全箇所を確認します。

ですので、書類は何十ページ・何百ページにもなります。

そのあと、実際の鉄骨を確認します。

長さ・厚み・接合位置・開口位置などスケールを当てたりして確認します。

その他にも接合部分の溶接箇所には、超音波探傷試験という試験を

実際に行っている状況を確認したりします。

このような検査をし、検査合格したものが

実際に現場に運ばれてきて、建方が行われていきます。

設計士も、現場監督と同様にお客様に安心・安全な建物を提供するために、

日々チェックし、より良い建物をお引き渡しできるよう監理しています。

投稿日:2022年8月19日 最終更新:2022年8月19日
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