建築完了検査について

こんにちは。

 

不安定な天気で、急に雨が降ってくるなど困る日が続いてますね。

 

そんな中、先日弊社で工事している保育所の建築完了検査の立合いに行ってきました。

 

以前、「社内設計検査」についてご説明させていただきましたが、その検査とは違い、建築基準法に基づく法的な検査となります。

どのような検査かといいますと、建築確認申請に提出した図面通りに、建物ができているかを建築主事など法的機関による立合い検査となります。

 

間取り、各部屋の大きさ、廊下の幅、窓の位置・大きさ、設備機器など、多岐にわたる項目の現地チェックを受けます。

 

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現地確認以外でも、チェックが多々あります。

それは、建物内部の状況確認です。

壁や天井で中の状況が塞がってしまうので、構造体の確認や配管状況など目視できない部分は、写真や報告書のチェックとなります。

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写真は、工事経歴全ての写真を用意し、何百枚、時には何千枚もの写真を用意します。

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報告書では、コンクリートの強度試験や鉄筋の材料証明書など、各材料の試験結果や証明書などを用意します。

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これらの資料を検査官に提示し、しっかりとチェックを受け、

問題が無ければ合格となります。

 

合格をすると、このような「検査済証」が発行されます。

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この書類が、建物が合法に建てられる証明となりますので、

お施主様には無くさないよう保管をお願いしています。

弊社では、現場監督による現場管理、設計の現場監理をしっかりと行い、お客様に安心できる建物をお渡しいたします。

桃沢野外活動センターリニューアルオープン

こんにちは

設計課の八木です。

コロナウイルス感染予防のため延期されていました、駿東郡長泉町にあります桃沢野外活動センターが7月22日にリニューアルオープンします。

私は、リニューアルします施設の建設について設計・監理という立場で携わらせて頂きました。今回は多方面で活躍している光嶋建築設計事務所様とタッグを組みながら進めるというプロジェクトであり、とても貴重な経験をする事ができました。

工事の内容としては、地域の子供たちが自然教室をする場所として『桃沢少年自然の家』と呼ばれ、親しまれてきました施設の改修工事と、新たに宿泊施設や管理棟等を新築する工事でした。

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関係者の皆様の協力があり、無事にオープンを迎える事が出来ました。ありがとう御座いました。

是非、リニューアルした桃沢野外活動センターに遊びに来てください!!

詳しい内容はこちら

なんと!YouTube【ロンブーチャンネル】にて紹介されました。

【贅沢キャンプ①】

【贅沢キャンプ②】

設計監理の様子のご紹介

こんにちは。

設計課の飯原です。

 

今回は現在施工現場で行っている”設計監理”の様子についてご紹介させていただきます♪

設計の仕事…というと図面を書いているイメージが真っ先に浮かぶのではないでしょうか。

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もちろん図面を描く仕事も設計として大切な仕事の1つですが、実は図面を描く以外にも監理というのが設計の大きな仕事の1つなんです!

設計の仕事は、図面を描いたら終わり!…ではないんです。

 

設計者がいくら素晴らしい図面を描いていても、いざ工事するときに図面とはまったく違う施工になってしまうと意味がないですよね?

そう言った事を防ぐために設計者は図面通り施工されているか、現場の確認をします。

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その確認をする作業を”設計監理”と言います。

詳しい内容はこちらのブログ記事でもご紹介していますのでぜひチェックしてみてください♪

 

設計者は工事が始まると設計図通りに施工が進んでいるかのチェックや、設計図では表現しきれない内容の伝達や打合せなど…様々なタイミングで現場を訪れ確認を行います。

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例えば、建物を建てる前の段階では建物の位置が設計図通りの位置で計画されているかの確認や、地盤の調査結果と実際の地盤が同じかどうかの確認をしたり、

 

 

IMG_5806建て方(柱や梁を建てていく作業)の際には柱や梁の位置に間違いはないか…ちゃんと設計図通りの材料が使われているかの確認をしたり、間違いがないか厳しい目でチェックをしています。

 

 

設計者が監理する工種は多岐に渡ります。お引き渡しの際には、監理を行った記録と共にお施主様へ監理報告書を提出しています。

お施主様に安心して建物を使っていただけるように、設計課一同でこれからもしっかりと監理を行ってまいります!

建物探訪~江戸東京たてもの園~

こんにちは。

花粉症が厳しい時期になりましたね。

花粉症の方はマスク確保も大変だと思います。

 

そんな中、先月ですが東京にあります「江戸東京たてもの園」に行ってきました。

こちらは江戸・東京にあった歴史的建造物を移築保存して展示してある博物館で、小金井公園の一角にあります。

建物自体は30棟ほど展示されており、萱葺き屋根の農家住宅や総理大臣にもなった髙橋是清の住宅や昔の居酒屋など様々な建物が展示されています。

そんな中、私が特に気になりました「三井八郎右衛門邸」をご紹介いたします。

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三井といえば・・・・

 

そう!三井財閥さんです。

 

三井財閥の方が住まわれていた建物で、

明治36年から約5年間も竣工にかかった建物です。

この建物は一部分らしく、全部では無いそうです。

当時敷地面積は1万3500坪もあり、あまりにも広大な土地だったそうです。

外観は和風建築ですが、中に入ると和洋折衷な感じで、

天井にはシャンデリアがあったり、キッチンにはガス台や家具など洋式な物で当時では珍しい仕様となっています。

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撮影禁止の部屋もあり、そこには、歴代の三井財閥の方たちのコレクションや自作の物などが飾られてあったりと、歴史や粋を感じさせる造りとなっています。

そんな中、特にすごいと感じたのは、

改めてにはなりますが、住宅に付属している倉庫の中にある小屋組みです。

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サイズ感が分かりにくいと思いますが、梁の太さや架け方に圧倒されます。

昔の建物なので、このような事例はたまに見ることはありますが、直接手で触れるところにあり、改めて昔の人たちは、今みたいに機械で材料を釣り上げることができず、人力で工事していたかと思うとちょっとロマンを感じます。

 

建物内を見て最後に外で改めて建物を見ると、

屋根が複雑にかかっていて、こちらも和風の美を感じさせてくれます。

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和風建築や昔の建物が好きな方は是非行ってみてはいかがでしょうか。

きっと自分が好きな建物があるはずです。

 

また、ちょっと遠いですけど、岐阜県にあります「明治村」も良いですよ。

是非行ってみては。

 

建築士試験について

こんにちは。

設計の八木です。

 

令和2年はじめての記事になります。

今年は、いよいよ緩和になった受験資格に基づく建築士試験がスタートします。

改正のポイントは、従来受験資格の要件とされていました実務経験が、免許の登録要件になり受験し易くなったことです。

具体的には

①大学の建築学科等で指定科目を修めて卒業すれば直ちに一級建築士を受験できるようになります。

②二級建築士は直ちに一級建築士を受験できるようになります。

③工業高校等で指定科目を修めて卒業すれば直ちに二級建築士を受験できるようになります。

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最近のデータでは、一級建築士試験の受験者数はこの10年間で約4割に減少しており、建築士事務所に所属する一級建築士の内60代以上が全体の約4割、30代以下は1割程度になっております。

これから建築士の資格需要は高まることが期待されますので、これから受験される方は希望をもって試験に挑んでみてください。

※免許の登録には、試験に合格する事に加え実務経験が必要な場合がありますので注意してください。

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今年の学科試験は、東京五輪開催中の大規模な人の移動を避けることを理由に例年より2週間前倒しになる予定なので受験を予定されている方は、早めの準備をお勧めします。