個人で事業を営むよりも会社を設立して事業を営んだ方が、税金面で大きなメリットがたくさんあります。
① 給与所得控除の適用できる
② 所得分散できる
③ 保険・共済加入の点で有利
1、所得に給与所得控除が適用される
会社経営ならば経営者の所得は給与所得になります。給与所得は、サラリーマンに相当する給与所得控除があり、収入が個人経営の時と同じであっても会社経営の方が税金上有利です。
2、所得の分散で税率が下がる
会社経営の場合、家族に給与を支払う事ができるので、収入を家族に分散させるとができます。所得税は累進税率ですので、収入を多くの人に分散できれば税金の合計は少なくて済みます。
3、生命保険の保険料を経費にできる
会社の場合は、契約者=会社、被保険者=社長、死亡保険金受取人=会社というような契約を選択することができます。 会社契約のメリットは、保険の種類によっては保険料を経費に出来る事です。一般に貯蓄型の保険の保険料は資産計上しますが、掛け捨て型の保険の保険料は損金算入することができます。
4、小規模企業共済に役員全員で加入できる
小規模企業共済は、自営業者や小さな会社の経営者の退職金準備や廃業時の備えになるものです。また、所得税と住民税で大きな節税効果が期待できます。 会社の場合は役員であれば役員全員加入する事ができ、全員の退職金準備ができて節税になります。