今回は、地盤調査についてお話します。
建物の基礎や構造をどんなに頑丈に作っても 地盤が弱ければ不動沈下・地盤沈下などにより、建物が傾いてしまいます。
その地盤が弱いかどうかを調べるのが、地盤調査です。
地盤調査の方法には何種類もありますが、一般的に使われる調査方法を2つ紹介しますね。
1つ目は、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)
これは、一般的には木造住宅などに多く用いられる方法で、最大100kgまでの負荷をかけて、既定の深さまでロッドをねじ込み、荷重による貫入と回転貫入を用いた試験方法です。
ちなみに、なぜスウェーデンなのかと言いますと、スウェーデン国有鉄道が不良地盤の実態調査として採用したことから付けられたと言われております。
2つ目の調査方法は、ボーリング調査(標準貫入試験)
これは、鉄器コンクリート造や鉄骨造などに多く用いられる方法で、63.5kgのハンマー(おもり)を75cmの高さから自由落下させて、サンプラーを土中に30cm貫入させるのに要する打撃回数を測定する試験で、この時の打撃回数がN値となります。
尚、ボーリングとは「Boring=くりぬくこと」です。
建物を建てる際は、必ず地盤調査をしましょう。